top of page

急速に進む電子化に財布の形状・あり方も目まぐるしく変わる

2023・09・09




 最近いいニュースがないなぁと思っていたら、バスケットボール日本代表チームが48年ぶりにオリンピック出場を勝ち取りましたね。おめでとうございます!


 さて今回は、世の中がすごい速さで便利になっている中、財布もそれに合わして変化しているお話をしたいと思います。


 少し前までの革財布といえば、カードなどが沢山入る大容量タイプが主流でした。

最近で流行った革財布といえば、やはりラウンドジップウォレットのロングサイズではないでしょうか。

 男性、女性関係なく持ちやすい財布です。


 そこから突然、コンパクトウォレットなる物が出てきました。

 二つ折りのハーフウォレットよりも一回り小さいサイズです。

 ここ最近THESEUSで売れるレザーウォレットのほとんども、このコンパクトウォレットです。


 何故コンパクトな財布になっていったのでしょうか。

 まずは現金からカード払いの拡大です。

 現金で払うよりもポイントが付くなどのメリットがあります。


 次にインターネットショップでのお買い物需要の増加です。

 家に居ながら買い物が出来る、重たい物や大きな物を家まで届けてくれる。

 こちらもポイントが付くなどのメリットがあります。


 そして何より1番大きな要因は、スマートフォンの普及です。

 ポケットに入るサイズのパソコンを皆さんが持ち歩いているような状態です。

 よく考えれば、スマートフォンの方がパソコンよりお値段が高いですね。


 最近はほとんどのお店で、スマートフォンでお支払いできます。

 クレジットカードも、持ち歩かなくてもスマホに入れておけます。


 これらなどの要因から、カード・現金を沢山持ち歩かなくてよくなりました。

 でも、カード・現金をゼロという訳までにはいきません。

 自動販売機でジュースやコーヒーを買いたい時、まだスマホ対応の自動販売機は少数です。

 少しは現金を持っている必要があります。

 そこで、コンパクトウォレットの登場でした。


 ここからはコンパクトウォレットを作る側のお話です。

 ずばり、作り手泣かしです!


 財布を製作する場合、中に入る物の大きさが大体決まっている為、ある程度制限みたいな物があります。

 その巾の中で、デザインや使い易さなどを考えながら製作します。

 ですので、販売されている財布のデザインは違うが、比べてみると大きさはほぼ同じぐらいです。


 コンパクトウォレットは中に入る物の大きさを考えながら、ある意味極限まで小さく作るわけです。

 デザイン出来るキャンパスが小さいです。

 使い勝手はスマートを求めている為、さらに使い易さを求められます。


すなわち、【財布の究極版】です!


 工程も少なく作るのも楽だろう!

 いえいえ!!むしろ逆です!

 この極限に小さいキャンパスに、他の作家さんとの違いを出すわけです。

 小さい中に便利機能を考え取り入れるから、見た目以上に作りが複雑になる。



 優先順位が財布・携帯電話から、今はスマホ・財布になったわけです。

 いかに存在感を出すか、脇役にならないように。


 この先の財布の存在はどう変化していくのでしょうか?

 なくなってしまうのでしょうか?

 それとも、さらに進化して存在していくのでしょうか?


 現金がある限り財布は必要でしょう。

 ファッションとしても必要でしょう。


 ハンドメイドレザークラフトマンとして、その時その時代に合わせ、そして時代の先駆者となれるよう一生の努力をTHESEUSはしていきます!


 【革製品の魅力はまだまだ世に出ていないもがある】と私は思っています。

 それを、形にした物・この場所の言葉で表現しつづければと思っています。



 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 和歌山県和歌山市で活動しているLEATHER FACTORY THESEUS(テセウス)では、ハンドメイドレザークラフトにプライドとこだわりをもって、私一人ですべての工程を行い革製品製作しております。

 主に財布や小銭入れ、ベルトなど受注生産しています。

 セミオーダーやフルオーダーもご相談お受けいたします。

 ご質問やご相談、製作依頼などお気軽にお問合せくださいませ。

特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page