ハンドメイド革製品の魅力と今も手作りにこだわるのはなぜ?
2023・05・12
よく、「何故ハンドメイドですか?」や、「ハンドメイドは何がいいのですか?」などよく聞かれます。
今はあらゆる分野で機械化されていて、さらに最近ではAIが人の代わりも出来る時代に突入しています。
確かにハンドメイドの事を知らなければ疑問に感じると思います。
そこで今回は、私もこだわっているハンドメイド革製品の魅力や良さなどについてお話したいとおもいます。
◦量産品とハンドメイドの違い
【量産品】
機械化されていて一つ出来上がるのが早く、安定した同じ物が作れる。
コストを下げやすく、値段に反映できる。
数が作れる為、どこでも手に入りやすく直ぐに購入できる。 など
【ハンドメイド(手作り)】
表情に暖かみや優しさを感じられる。
機械にはできない加工方法やデザインも実現できる。
一人の職人が全ての工程を行う為、エラーに気づく。 など
私が思う主な違いはこんな感じです。
では、ハンドメイド革製品をもっと知って頂きたいので特徴などをご紹介したいとおもいます。
◦ハンドメイド革製品の特徴・良さ
ハンドメイドとは、昔では当たり前だった手作りのことです。それは皆さんもわかっている事だと思います。
まったく同じ物で、ハンドメイドの物とマシンメイドの物を並べた時に感じ取れる表情や雰囲気がまったく違います。
ハンドメイドの物は、言葉では表現しづらいのですが、一つあげるなら【優しさ】みたいな雰囲気を感じ取れます。
これは私が考えるに、物からではなく作り手の職人さんを感じとれるような雰囲気でしょうか。
これも、職人さんが変われば同じ物を作っても雰囲気が変わります!
とても表現しづらく難しい所なのですが、見た瞬間波長が合えば忘れられない感じかな!?と思います。
次に、作りの特徴で私があげるならスッテチ(縫い目)です。
手縫いは一目一目丁寧に縫っていくのでとても綺麗です。綺麗だけではなく、メリットが沢山あります。
◆ 手縫いとミシン縫いでは縫い方が違い、手縫いは途中で糸が切れてしまってもそれ 以上ほどけていきません。
◆ 糸が切れてしまっても、縫い直しが綺麗に出来る。
◆ 革に縫い目を沈める事(横から見ると革と糸の高さが同じぐらい)ができるので、糸 の擦り切れを防げる。
◆ ミシンよりも太目の糸を使う為、縫い目がデザインの一つとなる。
主な物をあげてもこれだけメリットがあります。
次に革の切り出しです。
量産品は型で押切りや、レーザーカットです。
ハンドメイドは主に革包丁という刃物で一つ一つ切り出していきます。
この場合断面に大きな違いがあり、例えるなら革包丁の方は、よくテレビなどで見る
切れる包丁で食材を切ると繊維を傷めない!と同じで、革にとっては一番優しい切り出し方です。
そして色々な工程で私が一番思う事です。
革は天然の素材です。ですので、同じ物がなく切り出す革の場所の違いでも変わってきます。
これを機械は考慮せず、加工は進みます。考慮するならやはり人間が機械についています。
これがハンドメイドだと、長年の経験と知識により最適に加減する為、その革にとって一番の状態の作りを職人さんがしてくれるわけです。
この加減が大きな差を産むのです。
それは、【耐久性】です!
長年の経験と知識、熟練の技には未だに機械やコンピューターは勝てないからこその
ハンドメイド(手作り)です!
ハンドメイド革製品は量産品よりもお値段は高いです。時間もかかります。直ぐには手に出来ないことも多いです。
でもそこには素晴らしい理由があり、そして使って体感した方は次もハンドメイドを求めます。
一度あなた様にも是非使っていただきたいです。
今回は、私がこれはまず知って欲しい!と思う魅力やメリット、なぜ革製品をハンドメイドでするのかをお話をさせて頂きました。
またいつか、もっと詳細な部分もお話できたらと思います。
最後までお付き合いいただき有難うございました。
和歌山県和歌山市で活動しているLEATHER FACTORY THESEUS(テセウス)では、ハンドメイドレザークラフトにプライドとこだわりをもって、私一人ですべての工程を行い革製品製作しております。
主に財布や小銭入れ、ベルトなど受注生産しています。
セミオーダーやフルオーダーもご相談お受けいたします。
ご質問やご相談、製作依頼などお気軽にお問合せくださいませ。
おしゃべり大好きなので雑談もオッケーですよ!お待ちしています!
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